Windows98をWindows10環境で動かす(2021年版)

2022年版を作成しました
Windows98をWindows10環境で動かす(2022年版) - kuukaixの日記

1.用意するもの

1.1 Windows98 Japanese (MSDN)インストールディスク(CDブート未対応)
- MSDN契約しないともらえない
1.2 Oracle VM VirtulBox バージョン 6.1.14 Windows
https://www.oracle.com/jp/virtualization/technologies/vm/downloads/virtualbox-downloads.html
1.3 FreeDOS 1.2
http://www.freedos.org/download/
1.4 Win98用のグラフィックドライバ(VirtulBox)140214.zip
https://web.archive.org/web/20190210203844/http://bearwindows.boot-land.net/vbe9x.htm

2.胆になるところ

2.1 セキュリティのメモリ保護にVT-xを使わないようにする
  手順: Windows10->スタート→設定→Windows セキュリティ→デバイス セキュリティ→コア分離の詳細→メモリ整合性→オフ
2.2 FreeDOSのインストール時 TABキー押して、最後に rawを追加
2.3 Win98SEのインストール時 setup.exe /nm /is /ie /c /p j;a とする

3.作業

3.1 Win10に最新のVirtulBoxをインストール(最新じゃないと動かないこと多し)
3.2 FreeDOS1.2サイトからFD12CD.isoをダウンロード
3.3 セキュリティのメモリ保護にVT-xを使わないようにする
  手順: Windows10->スタート→設定→Windows セキュリティ→デバイス セキュリティ→コア分離の詳細→メモリ整合性→オフ
3.4 VirtulBoxマネージャーを起動
3.5 「新規」ボタンを押す
3.6 名前に「Win98SE」といれると
  →良しなにしてくれるので→「作成」を押す
  →良しなにしてくれているので→「作成」を押す
3.7 新しく作ったWin98SEを選択して「設定」ボタンを押す
  ディスプレイ→スクリーン→ビデオメモリを18MBから32MBに変更
  (後で32MB用のグラフィックドライバを入れるため)
  ストレージ→丸いCDアイコン(空)をクリック
   →右に小さい▼のついた丸いCDアイコンが出るのでクリック
   →ディスクファイルを選択して、あらかじめダウンロードしておいたFD12CD.isoを選ぶ
  ネットワーク→ネットワークアダプターを有効化のチェックを外す
  USB→USBコントローラーを有効化のチェックを外す
  「OK」を押してダイアログを閉じる
3.8 「起動」ボタンを押す→起動ハードディスクを選択になるのでFD12CD.isoを選んで、「起動」を押す
3.9 Welcome to FreeDOS 1.2の画面が出る→TABキーを押す★重要
  .linux /isolinux/memdisk initrd=/isolinux/fdboot.img
  の後ろに rawを追加入力して[Enter]を押す。
3.10 Englishを選んでEnter→Yes でEnter→Yes でEnter→Yes でEnter→再起動して
  再びWelcome to FreeDOS 1.2の画面が出る→TABキーを押す★重要
  .linux /isolinux/memdisk initrd=/isolinux/fdboot.img
  の後ろに rawを追加入力して[Enter]を押す。
3.11 Englishを選んでEnter→Yes でEnter→Yes でEnter→Enter
  →US English (Default)を選んでEnter→Full Installationを選んでEnter
  →Yes でEnter→Yes でEnter→再起動して
3.12 Boot from system harddiskを選んでEnter
  →1. Load FreeDOS with JEMMEX, no EMS (most UMBs), max RAM freeを選んでEnter
(これでFreeDOSのインストールは終わり。次にWin98のインストール)
3.13 Windows10のCDドライブにWindows98 Japanese (MSDN)ディスクを入れる
3.14 FreeDOS画面の下のCD(丸い)アイコンを右クリック
  →FD12CD.isoが選ばれているが、ホストドライブからCDを入れたドライブに変更
※変更できない場合は、VirtualBoxマネージャーでWin98SEを選んで
   →「設定」から「ストレージ」→丸いCDアイコン(空)をクリック
   →右に小さい▼のついた丸いCDアイコンが出るのでクリック
   →ホストドライブを選択
3.15 FreeDOSの画面でC:>で、D:と入れる(英語キーボードになっているので注意)
3.16 dir[Enter]すると、JAPANESE.ATとJAPANESE.NECが見えるが、CD JAPANESE.AT
  して、CD WIN98SEする。dir/wするといくつかのCABファイルとSETUP.EXEが見える
3.17 setup.exe /nm /is /ie /c /p j;a ★重要と入力して Enter
3.18 これでWindows98のセットアップが起動する。
3.19 あとは画面の指示に従ってセットアップを進める
3.20 音楽が鳴ってWindows98へようこそダイアログがでます。ただし画面が16色

(これでWindows98のインストールは終わり。
 次にグラフィックドライバのインストール)

3.21 Win98用のグラフィックドライバ(VirtulBox)140214.zipを解凍したものをCDに焼く
※Win98だとクリップボード共有とかホストからのドラッグ&ドロップが使えないため
※Win98だとzip解凍が面倒なので、解凍しておく
3.22 すでにWindows98 MSDNディスクの代わりに140214.zipが入ったCDがホストPCに
 入っているはずなので、
3.23 Win98SEのマイコンピュータをダブルクリックしてDドライブ(CDのはず)から
 032MBが見えるのを確認する
3.24 Win98SEのデスクトップで画面のプロパティを開いて、「設定」タブの「詳細」ボタンを押す
3.25 「アダプタ」タブの「変更」ボタンを押す→
  「次へ」→特定の場所にあるすべての...を選んで「次へ」
  「ディスクを使用」→「参照」から032MBのフォルダーを選ぶ
  vbemp.infが選ばれる→「OK」
  VBE Miniport - Standard PCI Graphics Adapter (VGA)が選ばれる
  「OK」を押して「次へ」→「完了」→「適用」
3.26 一度Win98を再起動
※Win起動を真っ黒になったら、VirtualBox仮想マシンからACPIシャットダウン
3.27 16ビット 1024x768ピクセル が選べるようになる→「適用」