Windows98をWindows10環境で動かす(2022年版)

1.用意するもの

1.1 Windows98 Japanese (MSDN)インストールディスク(CDブート未対応)
- MSDN契約しないともらえない
1.2 Oracle VM VirtulBox バージョン 6.1.38 Windows
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
1.3 FreeDOS 1.3
http://www.freedos.org/download/
1.4 Win98用のグラフィックドライバ(VirtulBox)140214.zip
https://web.archive.org/web/20190210203844/http://bearwindows.boot-land.net/vbe9x.htm

2.胆になるところ

2.1 セキュリティのメモリ保護にVT-xを使わないようにする(初めからこの設定かも)
  手順: Windows10->スタート→設定→Windows セキュリティ→デバイス セキュリティ→コア分離の詳細→メモリ整合性→オフ
2.2 Win98SEのインストール時 setup.exe /nm /is /ie /c /p j;a とする

3.作業

3.1 Win10に最新のVirtulBoxをインストール(最新じゃないと動かないこと多し)
3.2 FreeDOSサイトからFD13-LiveCD.zipをダウンロードして、FD13LIVE.isoを取り出す
3.3 セキュリティのメモリ保護にVT-xを使わないようにする
  手順: Windows10->スタート→設定→Windows セキュリティ→デバイス セキュリティ→コア分離の詳細→メモリ整合性→オフ
3.4 VirtulBoxマネージャーを起動
3.5 「新規」ボタンを押す
3.6 名前に「Win98SE」といれると
  →良しなにしてくれるので→「作成」を押す
  →良しなにしてくれているので→「作成」を押す
3.7 新しく作ったWin98SEを選択して「設定」ボタンを押す
  ディスプレイ→スクリーン→ビデオメモリを18MBから32MBに変更(後で32MB用のグラフィックドライバを入れるため)
  ストレージ→丸いCDアイコン(空)をクリック
   →右に小さい▼のついた丸いCDアイコンが出るのでクリック
   →ディスクファイルを選択して、あらかじめダウンロードしておいたFD13LIVE.isoを選ぶ
  ネットワーク→ネットワークアダプターを有効化のチェックを外す
  USB→USBコントローラーを有効化のチェックを外す
  「OK」を押してダイアログを閉じる
3.8 「起動」ボタンを押す
(文字いっぱいじゃわからないという場合の公式動画=FreeDOS1.3のインストール)
http://wiki.freedos.org/install/
3.9 Welcome to FreeDOS 1.3 (LiveCD)の画面が出る
「Install to harddisk」を選んでEnter
3.10 Englishを選んでEnter
Yes Continue with the installation→Enter
Yes Partition drive C:→Enter
Yes Please reboot now →Enter
3.11 再びWelcome to FreeDOS 1.3の画面が出る
「Install to harddisk」を選んでEnter
Englishを選んでEnter
Yes Continue with the installation→Enter
Yes Please erase and format drive C:→Enter
US English (Default)→Enter
Plain DOS system→Enter
Yes Please install FreeDOS 1.3→Enter
Yes Please reboot now →Enter
3.12 Boot from system harddiskを選んでEnter
  →1. Load FreeDOS with JEMMEX, no EMS, max RAM freeを選んでEnter
(これでFreeDOSのインストールは終わり。次にWin98のインストール)
3.13 Windows10のCDドライブにWindows98 Japanese (MSDN)ディスクを入れる
3.14 VirualBoxのメニューの「デバイス」「光学ドライブ」「ディスクファイルを選択」で、FD13LIVE.isoが選ばれているが、ホストドライブからCDを入れたドライブに変更 ※変更できない場合は、VirtualBoxマネージャーでWin98SEを選んで
   →「設定」から「ストレージ」→丸いCDアイコン(空)をクリック
   →右に小さい▼のついた丸いCDアイコンが出るのでクリック
   →ホストドライブを選択
3.15 FreeDOSの画面でC:>で、D:と入れる(英語キーボードになっているので注意)
3.16 dir[Enter]すると、JAPANESE.ATとJAPANESE.NECが見えるが、CD JAPANESE.AT
  して、CD WIN98SEする。dir/wするといくつかのCABファイルとSETUP.EXEが見える
3.17 setup.exe /nm /is /ie /c /p j;a ★重要と入力して Enter
3.18 これでWindows98のセットアップが起動する。
3.19 あとは画面の指示に従ってセットアップを進める
3.20 音楽が鳴ってWindows98へようこそダイアログがでます。ただし画面が16色
(これでWindows98のインストールは終わり。
 次にグラフィックドライバのインストール)

3.21 Win98用のグラフィックドライバ(VirtulBox)140214.zipを解凍する。 ※Win98だとクリップボード共有とかホストからのドラッグ&ドロップが使えないため
※Win98だとzip解凍が面倒なので、解凍しておく
3.22 VirualBoxのメニューの「デバイス」「光学ドライブ」「ディスクイメージを選択/作成」で「作成」を選ぶ。左にWin10のファイルが見えるので、140214.zipを解凍した 140214フォルダーを右のWin98SEにドラッグ&ドロップして「OK」を押す。Win98SE.visoが作成されているので、「選択」を押す。
3.23 Win98SEのマイコンピュータをダブルクリックしてDドライブ(CDになっている)から140214/032mbが見えるのを確認する
3.24 Win98SEのデスクトップで画面のプロパティを開いて、「設定」タブの「詳細」ボタンを押す
3.25 「アダプタ」タブの「変更」ボタンを押す→
  「次へ」→特定の場所にあるすべての...を選んで「次へ」
  「ディスクを使用」→「参照」から140214/032mbのフォルダーを選ぶ
  vbemp.infが選ばれる→「OK」
  VBE Miniport - Standard PCI Graphics Adapter (VGA)が選ばれる
  「OK」を押して「次へ」→「完了」→「適用」
3.26 一度Win98を再起動
※Win起動したが真っ黒で何も表示されない場合は、VirtualBox仮想マシンからACPIシャットダウンして、もう一度起動する
3.27 24ビット 1024x768ピクセル が選べるようになる→「適用」